就職してから、いろいろなミスを経験しました。電話で相手の名前を聞きそびれたり、訪問先で聞くべきことを忘れてしまったり……。
でも、そのたびに「しまった!」と思いながらも、後から電話で確認したり、工夫して乗り越えることができました。
ところが、就職4ヶ月目に、そんなレベルでは済まない大きな失敗をしてしまったんです。
3,000通の案内文にミス発覚!
私が任されたのは、対象者に健診の案内文を作成し、送付するという大切な仕事。
「過去の案内文を流用すればいいよ」とアドバイスをもらい、過去のデータを元に案内文を作成。上司の決裁も無事通り、3,000人分の文章を印刷し、三つ折り機を使って封筒詰め作業を始めました。
この作業、単純そうに見えて実は大変。訪問や健診業務の合間を縫い、発送期限に間に合わせるためコツコツ進めていました。
ところが、封入作業中にふと目が止まったのが、案内文の問い合わせ先の電話番号。
……090~!?
なんで携帯番号が書いてあるの!?
一瞬で全身から汗が吹き出しました。3,000通すべて同じ番号。頭の中は真っ白になり、どうしようもない不安が押し寄せました。
助けてくれた先輩たち
明らかに動揺している私に、先輩保健師が「どうしたの?」と優しく声をかけてくれました。震える声でミスを報告すると、一緒に上司へ相談に行くことに。
上司の判断は、「修正テープで番号を消して、正しい番号を手書きで書き直そう」というものでした。再印刷すると紙代も時間もかかるため、最善の方法です。職場のメンバー全員で手分けして修正作業を行うことになりました。
作業中、私の心は申し訳なさでいっぱい。自分の失敗が情けなく、泣きそうでした。そんな時、ある先輩がかけてくれた言葉が今でも忘れられません。
「失敗は誰でもするものよ。早いうちに大きな失敗を経験した方が、これから気をつけられるでしょ。」
その言葉を聞いた瞬間、涙がこぼれました。そして心の中で、「ありがとうございます!一生ついて行きます!」と誓ったのです。
日中で終わらなかった作業は、数人の先輩職員が残業して手伝ってくれました。誰一人文句を言わず、淡々と協力してくれたことに、感謝してもしきれません。
この経験から学んだこと
「失敗は誰にでもある」という言葉の重みを実感しました。そして、失敗した時こそ、周りの支えの大切さを感じられる場面でもあります。
いつか私に後輩ができて、その子が大きなミスをしてしまった時、今回の先輩たちのように「大丈夫だよ」と声をかけてあげたい。そう心に誓いました。
失敗は成長への第一歩
誰にでもミスはつきものです。でも、そこから学び、成長できれば、失敗も意味があるものになります。大切なのは、次に同じミスを繰り返さないこと。
どうか皆さんも、失敗を恐れず、前を向いて進んでくださいね!
明日も良い一日になりますように。
にこにこで行こうー!